2025/03/07
こんにちは、心療内科医のゆうです。
今回は「生き方の不器用さ」についてお話ししたいと思います。少し抽象的なテーマですが、この不器用さには性格的な要素が関与する一方で、医療的な介入によって改善が期待できるケースもあります。
例えば、知能検査の結果、特定の能力が他の能力に比べて極端に低い場合(これを「ディスクレパンシー」と言います)、その差が「不器用さ」として現れることがあります。このような場合、まずは知能検査を受けて自身の得意・不得意を明確にし、その結果をもとに治療者と相談しながら対策を考えることが一つの方法となります。
また、「その場の状況が分からない」「どう振る舞えばいいか分からない」といった困難を感じる方には、ソーシャルスキルトレーニング(Social Skills Training, SST)が有効な場合があります。苦手な場面について治療者とディスカッションを重ね、ロールプレイを行うことで、次回同様の状況に直面した際に適切に対応しやすくなります。こうしたトレーニングを積み重ねることで、社会生活をよりスムーズに送ることができるようになるのです。
2025年4月から、当院でも心理相談外来を開設し、上記のような支援を提供できるようになりました。「生き方の不器用さ」を感じている方は、一度クリニックでご相談ください。一緒に症状の改善に向けて考えていきましょう。