寄り添う医療で、健やかな日々をともに
お知らせ
2025/12/05
中村祐三医師によるブログ「親の物忘れがひどくなった」をアップしました。
2025/10/03
中村祐三医師によるブログ「自律神経が悪い」をアップしました。
2025/03/17
心理相談外来開設しました
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心療内科初診について
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診療費に関するご案内
2024/06/10
ブログ
こんにちは、心療内科医のゆうです。
今日は「認知症」についてお話ししたいと思います。
認知症は、脳の認知機能が低下することで生じる状態ですが、その中には改善が見込めるタイプと、緩徐に進行していくタイプの2つがあります。また「認知症=物忘れ」というイメージが一般的ですが、もともと知的レベルが高い方や、精神症状が中心となるタイプでは、必ずしも短期記憶障害が目立たないこともあります。
まず、改善が見込める認知症としては正常圧水頭症などが代表的です。また、急激に症状が進行するものとしては、外傷に伴う慢性硬膜下血腫などが挙げられます。最も頻度が高いのはアルツハイマー型認知症で、短期記憶障害に加え、BPSD(周辺症状)と呼ばれる精神・行動面の変化が目立つ場合もあります。いずれのタイプであっても、高齢者では症状がはっきりしないことが多く、ご家族からの情報提供や詳細な病歴聴取が、その後の検査や治療方針を決めるうえで非常に重要です。また、身体疾患が認知機能の変化の背景に関わっている場合もあるため、かかりつけ医での検査結果なども重要になります。物忘れだけでなく、食欲低下、うつ状態に見える、不安が急に強くなるといった症状の背後に、何らかの病気が隠れていることがあります。
もしご家族に気になる症状が見られる場合は、一度ご相談ください。
こんにちは、心療内科医のゆうです。
今日は「自律神経失調症」についてお話ししたいと思います。自律神経失調症は、実は正式な病名ではありません。今から約60年前に東邦大学内科教授の阿部達夫先生が名付けた病態です。
自律神経とは、心臓を動かしたり、汗をかいたり、体温を保ったりなど、自分の意志ではコントロールできない体の働きを調整する機能です。この自律神経には、活発にさせる「交感神経」と、リラックスさせる「副交感神経」の2種類があり、ふつうはこの2つがうまくバランスを取っていますが、そのバランスがくずれると、動悸、めまい、体がだるいなど、いろいろな体の不調が出てきます。これが「自律神経失調」と呼ばれる状態です。
原因にはストレスなどで緊張しすぎての場合もあれば、睡眠の病気(睡眠時無呼吸症候群など)や起立性調節障害などが原因のこともあります。さらに、神経の病気(パーキンソン病など)が関わっていることもあります。ところが実際には、「自律神経失調症です」と言われただけで、原因を調べてもらっていない人も少なくありません。本当の原因を見つけて対応しないと、症状は良くなりません。初診でじっくりお話を聞くのは、その裏に隠れている病気がないかを確認するためでもあります。もし「自律神経が乱れているかも?」と思う症状が続いているが、なかなか改善しない方は一度ご来院ください。
こんにちは、心療内科医のゆうです。
今回は「生き方の不器用さ」についてお話ししたいと思います。少し抽象的なテーマですが、この不器用さには性格的な要素が関与する一方で、医療的な介入によって改善が期待できるケースもあります。
例えば、知能検査の結果、特定の能力が他の能力に比べて極端に低い場合(これを「ディスクレパンシー」と言います)、その差が「不器用さ」として現れることがあります。このような場合、まずは知能検査を受けて自身の得意・不得意を明確にし、その結果をもとに治療者と相談しながら対策を考えることが一つの方法となります。
また、「その場の状況が分からない」「どう振る舞えばいいか分からない」といった困難を感じる方には、ソーシャルスキルトレーニング(Social Skills Training, SST)が有効な場合があります。苦手な場面について治療者とディスカッションを重ね、ロールプレイを行うことで、次回同様の状況に直面した際に適切に対応しやすくなります。こうしたトレーニングを積み重ねることで、社会生活をよりスムーズに送ることができるようになるのです。
2025年4月から、当院でも心理相談外来を開設し、上記のような支援を提供できるようになりました。「生き方の不器用さ」を感じている方は、一度クリニックでご相談ください。一緒に症状の改善に向けて考えていきましょう。
こんにちは、心療内科医のゆうです。
今回は頭痛についてお話ししたいと思います。頭痛には大きく分けて、一次性頭痛と二次性頭痛があります。一次性頭痛とは、片頭痛や筋緊張型頭痛といった、いわゆる「頭痛持ち」による頭痛のことを指します。一方、二次性頭痛は、くも膜下出血やその他の器質的疾患に伴うもので、緊急性が高く、高度な医療が必要となります。今回は、この中でも一次性頭痛とその関連疾患についてお話しします。
実は、日本人の約3人に1人が頭痛持ちだと言われているほど、頭痛はとても身近な症状です。多くの方は市販薬で対応されていますが、中には頭痛外来や一般内科を受診されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。典型的な片頭痛や筋緊張型頭痛であれば、内科での対応が可能なことがほとんどです。しかし、頭痛が生理の時にひどくなる場合や、痛みが強すぎて眠れなくなったり、気分が落ち込むといった症状を伴うことがあります。また、頭痛が長引くことで「何をやってもダメだ」という破局的思考に陥り、精神的に大きな影響を受ける場合もあります。このような場合には、頭痛の治療とともに、精神面でのサポートや治療も必要になることがあります。
もしも日常生活に支障をきたす頭痛にお悩みであれば、一度クリニックにいらしてご相談ください。一緒に症状の改善方法を考えていきましょう。
こんにちは、心療内科医のゆうです。
今回は不眠症についてお話したいと思います。不眠症は読んで字のごとく「眠れない」ことですが、その原因は多岐にわたり、精神疾患の発症にも関わるため、その根本的な原因を探り、適切な治療を行うことが非常に重要です。 例えば、不眠症で来院される患者さんで多く見かけるのがアルコール関連の不眠症です。アルコールは入眠を助ける成分を含んでいますが、睡眠の質を悪化させる要因にもなります(例えば、夜間にトイレに起きてしまい、再び眠れなくなるなど)。そのため、WHOをはじめとするさまざまな学会では、まず禁酒を推奨しています。 私の治療の印象でもアルコール関連の不眠症は禁酒と睡眠習慣を戻すまでの間の薬で3か月で9割以上の患者さんが症状改善しています。
また不眠症の1つに睡眠時無呼吸症候群(Sleep Apnea Syndrome; SAS )があります。最近TVのCMで頻繁に取り上げているため、ご存じの方も多いかと思いますが、SASは寝ている間に舌の根本(舌根)や気道が狭まることにより、寝ている間に窒息状態になり、脳をはじめ体中が低酸素になる、という病態です。そのため、10数年かけて脳や体中にダメージを与えることになります。また睡眠中に窒息状態となっているため、体が休まらず、日中の眠気などが生じることになります。実は日本人は骨格の関係上、SASになりやすい傾向があり、太っていなくても小顔の人でもなりやすい傾向があります。主な症状はいびき(特に無呼吸後の突然大きくなるいびき)が必発ですが、一人暮らしの人などはいびきを指摘されることがないため、症状が分かりにくいかもしれません。もし①起床後から眠気がある ②20代の頃こなせていた仕事や作業がこなせない、集中力がない ③うつと診断されて治療をしているが、10年以上経っても改善しない場合はSASを一度検査してみるのも一つかもしれません。
他には下肢静止不能症候群(Restless Legs Syndrome:RLS )があります。下肢の違和感(モゾモゾする、熱い感じなど)によって、なかなか眠れない疾患です。この疾患の原因は鉄不足や脳波異常が原因とされていますが、薬物療法がとても効果的です。
睡眠は人生の1/3を占める重要な行為です。睡眠の質を上げることは思考力や体調全般の改善につながります。当院ではSAS検査も行っておりますので、上記症状がある場合は一度クリニックにいらっしゃって、ご相談ください。
当院のご案内

| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 10:00~13:00 (初診は受付12:30まで) |
〇 | × | 〇 | 〇 | 〇 | 〇 | × |
| 15:00~18:00 (初診は受付17:30まで) |
〇 | × | 〇 | × | 〇 | ★ | × |
★・・・15:00~17:00(初診は受付16:30まで)
休診:火曜、水曜午前、木曜午後、日曜、祝日
交通アクセス

| 電車でお越しの方 | JR東海道本線、小田急小田原線、伊豆箱根鉄道大雄山線、箱根登山鉄道「小田原駅」東口から徒歩5分。 |
|---|---|
| お車でご来院の方 | 当クリニックでは、下記の駐車場と提携しております。 場所は上記の地図よりご確認ください。またご利用の際は駐車券を受付にお出しいただければサービス券をお渡し致します。
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